Building Resilient Futures for Rural Areas

03/15(日) 10:00-11:30 Hagi Hall

第3回国連防災世界会議2日目の3月15日、本体会議の会場である仙台国際センターの萩ホールでは、10時から11時30分まで、農村地域におけるレジリエンスに関するワーキング・セッションが開催された。農村地域には、教育、インフラ、食料安全保障、エネルギーなどをはじめ、災害に対するレジリエンスを左右する独自の課題がある。近年、都市化とそれに伴う災害リスクに対する注目が高まっているが、農村地域の防災や、都市と農村の防災策の相互作用に注意を払う必要がある。このセッションでは、エチオピア、オーストリア、セネガル、フィリピン、インド、ニカラグアで、災害に対する農村地域のレジリエンスを高めるために実施されてきた活動を紹介し、課題や教訓を共有した。

報告者:夏木碧(オックスファム・ジャパン)

 

ローカルコミュニティにおけるresilience構築についての議論が行われた。
エチオピア政府代表者から、エチオピアにおける、Rural resilience enhancement projectと、weather index insurance pilotの二つの事例について紹介された。
次に、オーストリア山岳部の災害担当者から、オーストリア山岳部における災害の危険性や課題の紹介の後、local knowledgeをプランニングに組み込むことや、国際的な協力の必要性などが強調された。
セネガル代表者からはeco-villageプロジェクト、キャパシティビルディングや、他地域間のパートナーシップ構築などの取り組みが紹介された。
先住民のresilience構築に取り組む団体の代表者からは、先住民の知識などをプランニングに取り入れていくこと、彼らが関わることができる参加型プログラムの構築、官民の連携などの重要性が指摘された。
インドの女性団体の代表者からは、インド農村部の現状を説明した後、女性の起業支援やエンワパーメントなどの事例紹介があり、一方で農村部では、ファンドが十分でなく、支援が必要だという課題も述べられた。ニカラグアのラブルーマンス農業組合の代表者からは、女性のエンパワーメントや、農耕作物の多様化などの取り組み紹介があった。
最後に、モデレータから本日の議論のまとめがあり、セッションを終えた。

 

報告者:犬井智明(難民支援協会)