Preparing for Disaster-Induced Relocation

03/16(月) 14:00-15:30 Hagi Hall

グループ・セッション「災害がもたらす移転のための備え」では、フィリピン、ラテンアメリカ、パキスタンなどの国/地域の方針と事例が紹介され、移転に関する課題について議論された。
米ジョージ大学のパネリストによると、移転Relocationとは、Displacement, Migration, Evacuationとは異なり、 個人やグループが環境変化や災害などの予測・影響により、住んでいる場所を離れ国内の新たな別に土地に移動し、サポートを得ながら安定した生活を送れるよう適応する計画的移転のこと。
災害前後の計画的移転は、人々への災害リスクを減らすと同時に、ポスト2015にも関わる持続可能な開発にも寄与する。
また移転先での持続可能な生活の実現には、十分なアセスメント(移転の必要性と新たな土地の選定)、国と現地の人々との相互協力、人々のオーナーシップが重要であることが主張された。

その一方で会場からは、移転先での生活保証や、責任の所在、コミュニティ離散や再移転といった負の側面も指摘され、移転により社会・経済的な影響を受ける人々が新たな地で適応できるよう、人々の能力向上、長期的な計画の提示、トップダウンでない、国とコミュニティと連帯などの必要性があげられた。

報告者:玉木杏奈(BHN)