Measuring and Reporting Progress

03/17(火) 10:00-11:30 Hagi Hall

HFAでは2年ごとのリポーティング・サイクルでモニタリングを進めてきた。2011年からは Local Government Self-Assessment Tool (LGSAT)を利用した地方政府によるモニタリング・評価作業が行われている。こうしたモニタリング・評価作業の進捗状況について各国からの報告、議論がされた。
・Mr. Joaquin Daniel Roa Burgos, Minister of National Emergencies, Paraguay:市町村の参加により評価指標の設定を進め、自国の文脈にあったものが出来たと評価している。例えば、学校が防災に適した施設になっているかといった教育に関する指標、公務員の能力強化についての指標、ジェンダーの視点で国や地方自治体の政策に取り入れられているものが国際基準に合っているかといった指標がある。災害の軽減は国連のガイドラインに沿って進めていかなければならないが、自国の指標づくりを通して、国連のガイドラインが適切なものであることが確認できた。
・Mr. Taito Vainio, Ministerial Adviser, Ministry of the Interior, Finland:Peer Reviewの重要性について。自国のDRRシステムについて外部評価を受けることで、そのシステムがどのように機能しているかといった点に関し、自分たちだけでは気付かない意見や提案をもらうことができる。これはあくまでも自主的に行うべきものであり、システム全体を評価するのか、特定の組織を対象にするのか等、焦点は明確にしなければならない。実施に当たり必要なものは以下の3点。
①定性的な評価か定量的な評価かを決定する
②指標の定義を定める
③どうやって他のデータと比較するか・・・やはり定量的なデータが必要。統計データの収集に当たっては、信頼性や入手可能性、データのまとめ方といった点についての合意がまず必要となる。
・Mr. Hussein Alhasanat, Head of DRR Unit, Petra Authority, Jordan:LGSATに関して。ジョルダンでは、被災していない住民による被災者への支援を促進することを目的とした防災ボランティアのための新しいアプローチを進めてきた。意識向上のための訓練やボランティア向けツールの開発など。ボランティアの活用を目的とした法律も整備された。また、学校の生徒を通じた防災メッセージの伝播といったことにも力を入れている。

議長によるまとめ:
①防災とは何か?共有の言語が必要である
②何を測定したいのか?明確にする必要がある
③指標の選定とそれをどのように使うのかを明らかにしなければならない。(地域毎に集められたデータを国レベルで使用するため、測定レベルを揃える必要がある。またデータの品質を保証しなければならない)
④Peer Reviewが重要である

フロアからの発言
・モニタリングを行う上で、一般市民の声を聴くことが重要。
・ターゲットの設定において障害者をはじめとした災害弱者をきちんと設定して欲しい

報告者:小松豊明(シャプラニール)